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革靴クリーニングの料金相場は?自分でやるか店に出すかの判断基準
2026.04.28

目次
「革靴 クリーニング」で探している人が知りたいのは、結局のところいくらで、どこまできれいになり、自分でやるべきか店に出すべきかです。革靴はスニーカーより素材差が大きく、丸洗い・補色・におい対策・カビ取りの向き不向きも分かれます。この記事では、料金の目安、DIYとプロ依頼の線引き、店舗と宅配の選び方を、読者が決めやすい順番で整理します。
革靴クリーニングは何をしてくれる?料金とできることを先に整理
結論からいうと、革靴クリーニングは「汚れを落とす」「内側まで洗浄する」「におい・カビに対応する」「補色で見た目を整える」の4つに大きく分かれます。 公式ページを見ると、革靴向けメニューは外側中心の軽いケアから、丸洗い、補色、色変え、撥水まで幅があります。公開料金の下限は2,530円前後から見つかりますが、補色や強い症状への対応が入ると5,500円超、色変えまで含むと13,200円以上になる例があります。
革靴クリーニングで対応しやすいのは汚れ・シミ・カビ・におい
靴専科は革靴・ビジネスシューズ向けに、汚れや汗、ホコリ、におい、カビのある靴まで対象にしたクリーニングを案内しています。ミスターミニットも、靴向けのトリートメントコースでシミ・カビ・汚れ・においを対象にしています。リアット!では、汚れやシミの洗浄に加えて、すれによる色落ちへのカラーリングも案内しています。
逆に、何でも新品同様になるわけではありません。 靴専科はキズや擦れをクリームだけで隠せない場合があると案内しており、見た目の回復には補色や補修が必要になることがあります。見積もりを見るときは「クリーニングだけで済むのか」「補色まで必要か」を分けて考えるのが大切です。
料金の目安は「基本ケア」「丸洗い」「補色あり」で考える
| メニューの考え方 | 公開料金例 | 向いている状態 |
|---|---|---|
| 軽い外側ケア | 2,530円〜 | 表面の汚れ、軽いくすみ、まず見た目を整えたい |
| 基本クリーニング・丸洗い系 | 4,180円〜7,700円 | 汚れ、汗、におい、内側まで洗いたい |
| 部分補色・全体補色 | 5,500円〜14,300円 | 色落ち、擦れ、シミ痕、黒ずみが気になる |
| 色変え | 13,200円〜または要見積もり | 色あせが強い、色を変えたい |
| 撥水オプション | 3,300円〜 | 雨シミや汚れを予防したい |
上の表は、各社の公開ページを2026年3月に確認して整理した掲載例です。リアット!はライトクレンジング&ケア2,530円〜、基本ケア4,180円〜、靴専科は革靴のオゾン水クリーニング4,400円〜、ミスターミニットはトリートメントコース7,700円、カラーリングコース14,300円、撥水加工3,300円を掲載しています。なお、素材・状態・ブランド・店舗で変動する旨を各社が明記しており、ミスターミニットはページ内で2023年6月現在の税込価格と記載しています。
革靴は洗ってもいい?丸洗いが向くケースと注意点
革靴は条件つきで洗えます。ただし、ここでいう丸洗いは店舗の管理された洗浄・乾燥工程を指します。自宅での丸洗いとは条件が異なるため、迷う場合はまず店に相談するのが安全です。実際に、靴専科は革靴向けにオゾン水クリーニングを、リネットは革靴を含む靴の丸洗い工程を公開しています。一方で、靴専科は水分に弱いもの、革底、シミになりやすいもの向けにより丁寧なコースを設けており、リネットも劣化の強い合皮や、ほつれ・はがれがある靴は引き受けできない場合があると案内しています。
| 丸洗いが向きやすいケース | 慎重に判断したいケース |
|---|---|
| 汗やにおいが強い、内側の汚れが気になる、カビが出た、泥汚れが広い | 高級靴、革底、水分に弱い素材、シミになりやすい靴、劣化や剥離がある靴 |
つまり、「革靴は絶対に洗ってはいけない」ではなく、素材と状態に合わせた洗浄・乾燥ができるかが判断ポイントです。
自分でやるか、店舗に出すかを最初に判断する
迷ったら、まず症状の深さで分けると判断しやすくなります。
| 状態 | 向いている方法 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 表面のホコリ、軽い汚れ、少しのくすみ | 自分で手入れ | ブラッシングと乾拭きで様子を見やすい |
| におい、内側の汚れ、カビ | 店に相談 | 表面だけでは足りず、洗浄・乾燥工程が重要 |
| 色落ち、擦れ、シミ痕 | 店に相談 | 補色や補修が必要になりやすい |
| 高級靴、思い入れの強い一足 | 最初からプロ依頼 | 失敗コストが高い |
軽い汚れや日常の手入れは自分で対応しやすい
洋服の青山のメンテナンス記事では、日常ケアとしてブラッシング、細かい汚れの拭き取り、シューズキーパーの使用を案内しています。本格的なお手入れは月1回程度、または同じ靴を8〜10回履いたら1回が目安とされており、クリームを重ねすぎると、かえって革のコンディションを崩すことがあります。
つまり、軽い汚れなら自分で対応しやすいです。とくにビジネス用の革靴は、履いたその日にホコリを落とすだけでも見た目と寿命が変わります。まずは「ブラシでホコリを落とす」「乾いた布で拭く」「型崩れを防ぐ」の3点から始めれば十分です。
カビ・強いにおい・内側の汚れはプロに相談したいケース
リアット!は表面だけでなく内側も洗う工程を公開しており、リネットは除菌・消臭の工程を経てから手洗い洗浄、乾燥、仕上げに進む流れを示しています。ミスターミニットも、オゾンによる除菌・消臭を含むケアを案内しています。こうした症状は、家で表面を拭くだけでは解決しにくいので、プロ依頼の優先度が上がります。
高級靴やビジネスシューズは失敗コストで判断する
靴専科は、水分に弱いものや革底、シミになりやすいもの、高級ブランド品などに向けて、より丁寧なコースを用意しています。価格だけを見ると自分でやりたくなりますが、失敗したときのダメージが大きい靴ほど、最初からプロに相談したほうが結果的に安く済むことがあります。
やってはいけない失敗パターンと見落としやすい注意点
カビを見つけて、とりあえず表面だけ拭いて収納する
シミを急いで強くこすって広げる
毎日クリームを足してベタつかせる
料金だけ見て、補色や内側洗浄の有無を確認しない
「対応店舗限定」を見落として持ち込む
とくに最後は見落としがちです。ミスターミニットは汚れ・色のケアを対応店舗限定サービスとして案内しており、リアット!も店舗により価格や取扱いが異なる場合があると記載しています。
症状別に見る革靴クリーニングの頼み方
同じ革靴でも、症状によって頼むべき内容は変わります。見積もりのブレを抑えるコツは、症状と希望する仕上がりをセットで伝えることです。
カビがあるときは「落ちるか」だけでなく再発対策まで確認する
表面だけでなく内側まで洗浄対象か
除菌・消臭や乾燥の工程説明があるか
防カビや保管アドバイスを案内しているか
伝え方の例:「表面の白いカビとにおいが気になります。内側洗浄の有無と、除菌・乾燥まで含まれるかを知りたいです。」
においが主な悩みなら「内側洗浄」と「乾燥方法」を優先して見る
においは、外側の見た目がきれいでも残ることがあります。比較時は、内側まで対象か、除菌・消臭が基本料金に含まれるか、乾燥工程の説明があるかを確認しましょう。
伝え方の例:「外側の汚れは軽いのですが、内側のにおいが強いです。内側洗浄の可否と追加料金の有無を教えてください。」
色落ち・擦れ・シミ痕は「洗浄」と「補色」を分けて見積もる
見た目の悩みは、洗浄だけでは残ることがあります。つま先やかかとの擦れ、シミ痕、黒ずみが気になる場合は、基本クリーニングの金額と補色を付けた場合の金額を分けて確認すると比較しやすくなります。
伝え方の例:「つま先の擦れが目立ちます。洗浄のみと部分補色込みで、それぞれ概算を知りたいです。」
受付可否が分かれやすい状態は、持ち込む前に写真相談する
はがれ・ほつれがある
劣化が強く、表面が弱っている
革底や水分に弱い素材が使われている
高級靴や思い入れが強く、失敗コストが高い
このタイプは、持ち込んでから「対応不可」になることもあります。移動や送料を無駄にしないためにも、先に写真で受付可否と概算だけ確認するのが効率的です。
失敗しない革靴クリーニング店の選び方
比較で失敗しにくい順番は、相談方法を決める → 工程を確認する → 追加料金条件を見るの3段階です。
まずは店舗型か宅配型かを決める
| タイプ | 強み | 注意点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 店舗型 | その場で相談しやすい、靴を見せながら話せる | 対応メニューが店舗ごとに違うことがある | 近くで早く相談したい人 |
| 宅配型 | 近くに店舗がなくても依頼しやすい | 送料、納期、配送中の手間を確認したい | 忙しい人、地域的に選択肢が少ない人 |
| 靴専門寄りのサービス | 補色や修理までまとめて相談しやすい | 価格は基本洗浄より上がることがある | 色落ちや擦れも直したい人 |
次に「工程が見える店」だけ残す
外側だけでなく内側まで対象か
除菌・消臭が標準かオプションか
補色や撥水を追加できるか
店舗限定メニューか、広く対応しているか
納期の目安が公開されているか
料金差が小さい場合は、工程説明がある店のほうが比較しやすく、仕上がりの期待値も合わせやすくなります。
最後はこの5項目を問い合わせれば比較しやすい
この素材・状態で受付不可条件はあるか
基本料金に何が含まれるか
補色や撥水は別料金か
最短納期と通常納期はどれくらいか
送料・店舗受取・保管など追加条件はあるか
そのまま使える問い合わせ文
「黒の革靴で、つま先の擦れと内側のにおいが気になります。洗浄のみと補色込みの概算料金、納期、受付不可条件があれば教えてください。」
この形で聞けば、料金・納期・対応範囲を一度に比較しやすくなります。
料金表を見る前に知っておきたい見積もりのコツ
値段が上がりやすいのはカビ・補色・修理が絡むとき
公開料金を見ると、補色が入るだけで費用は一段上がります。リアット!は基本ケア4,180円〜に対し、部分カラーリング5,500円〜、全体カラーリング7,700円〜。靴専科もオゾン水クリーニング4,400円〜に対し、部分補色6,600円〜、全体補色8,800円〜、色変え13,200円〜です。さらに靴専科は泥汚れで加算の可能性も明記しています。
納期はクリーニングだけか、補色や修理込みかで変わりやすい
リアット!は、基本ケア系メニューで、最短3日、通常1週間ほどと案内しています。ミスターミニットは納期は修理内容によって異なるため相談としており、補色や修理が絡むほど日数は読みづらくなります。急ぎのビジネスシューズほど、依頼前に納期確認は必須です。
依頼前に確認したいのは写真・素材・希望仕上がりの3点
リネットの例では、検品時に1足につき8〜10枚の写真を撮り、仕上げ時の補色にも使うと案内しています。リアット!も最初に汚れの原因や希望のケアをヒアリングするとしています。依頼前には、今の状態が分かる写真、素材名、どこまで直したいかの3点を整理しておくと、見積もりのブレを抑えやすくなります。
料金シミュレーションで考えると判断しやすい
| ケース | 考えやすい依頼内容 | 公開料金の目安 |
|---|---|---|
| 黒のビジネスシューズ、軽い汚れだけ | 基本クリーニング | 4,180円〜4,400円前後 |
| カビとにおいがある | 丸洗い系+必要なら補色 | 4,400円〜7,700円前後、補色込みなら6,600円以上も |
| つま先の擦れと色落ちが目立つ | 部分補色またはカラーリング | 5,500円〜14,300円前後 |
| スエードで汚れも色あせもある | 素材対応のクリーニング+全体補色 | 4,840円〜12,650円前後 |
これはあくまで公開料金ベースの試算です。実際は素材、ブランド、劣化、泥汚れ、修理の有無で動きますが、「自分の靴は基本ケアで足りるのか、補色まで必要か」を見積もるには十分役立ちます。
革靴クリーニングのよくある質問
靴のクリーニング代はいくらですか?
基本クリーニングだけなら4,000円台〜が目安です。ここに補色が加わると5,500円以上、カビ対応や修理が絡むとさらに上がります。まず「洗浄だけで足りるか、補色まで必要か」を分けて考えるのがコツです。
革靴は洗ってもいいですか?
条件つきで可能です。ただし、ここでいう丸洗いは店舗の管理された洗浄・乾燥工程を指します。自宅での丸洗いとは条件が異なるため、迷う場合はまず店に相談するのが安全です。実際に丸洗い系のメニューを公開している店はありますが、水分に弱い素材や革底、高級靴、劣化した靴は慎重な判断が必要です。自宅で迷うくらいなら、まず写真見積もりや店頭相談に回したほうが安全です。
靴はクリーニングに出せるか?
出せます。初めて依頼するなら、持ち込む前に靴全体と気になる部分の写真を撮り、素材、症状、希望する仕上がりを整理しておくと相談がスムーズです。なお、ミスターミニットは対応店舗限定、リアット!は店舗により価格や取扱い差あり、リネットは状態によって受付不可の場合があると案内しています。
革靴のカビは丸洗いで取れる?
取れる可能性はありますが、「一度見た目が落ちるか」と「再発しにくいか」は別です。見た目が改善しても、保管環境を変えないと再発することがあります。カビ対応をうたう店でも、除菌・乾燥・防カビまで含めて見たほうが安心です。表面だけきれいでも、保管環境が悪いと再発しやすくなります。
まとめ
革靴クリーニングで迷ったら、次の3ステップで考えれば十分です。
靴の状態を分ける 軽い汚れ / カビ・におい / 色落ち・傷 のどれかを先に決める
頼み方を決める 自分で手入れ / 近くの店舗 / 宅配 のどれが合うかを選ぶ
料金表の見方を変える 基本料金だけでなく、補色・除菌・納期・対応店舗まで見る
おすすめの考え方はシンプルです。軽い汚れなら自分で手入れ、カビ・におい・内側汚れ・色落ちはプロ相談。そして店を選ぶときは、安さだけでなく「工程が見えるか」「革靴対応が明記されているか」「補色や撥水まで頼めるか」を見てください。これだけで、検索の次にやるべき行動がかなりはっきりします。
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著者
西俊明(にしとしあき)
ValueWalk Press編集長
中小企業診断士、Webコンサルタント、AIエージェント実践戦略家、書籍著者。
富士通で17年間、営業・マーケティングに従事した後、独立。270社以上のコンサルティング、250回以上の登壇実績を持つ。
ValueWalk Pressでは、ビジネスシューズ選びや足元の悩みを、読者目線でわかりやすく解説している。

監修者
東峰貿易株式会社
ビジネスシューズ情報監修
靴の企画・生産を手がける企業。自社ブランド「ValueWalk」を展開し、
ビジネスシーンや日常使いに適したフットウェアの企画・開発に取り組んでいる。
ValueWalk Pressでは、ビジネスシューズの商品仕様、素材・機能表記、サイズ感、製品特徴など、メーカー確認が必要な情報を監修している。






