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靴紐オーバーラップの通し方|迷わない手順とコツ
2026.04.28

目次
まず結論:オーバーラップは「穴の上→下」に通す基本。迷ったらこの通し方でOK
オーバーラップ/アンダーラップの違い(最短で)
オーバーラップは、靴紐を各穴(シューホール/ホール/アイレット)に「上から下へ」通していく通し方です。アンダーラップはその逆で、「下から上へ」通します。
※呼び方や説明の仕方はサイトによって表現が揺れることがありますが、この記事では上記の定義で統一します。
早見表(特徴の“傾向”だけ先に押さえる)
※感じ方は足・シューズ・締め方で変わるため、「こう言われることが多い」という目安です。
| 項目 | オーバーラップ | アンダーラップ |
|---|---|---|
| 基本 | 穴へ「上→下」に通す | 穴へ「下→上」に通す |
| 体感の傾向 | 締まりがよく、緩みにくいと言われることがある | 締めやすく、甲の圧迫が少ないと言われることがある |
| 迷ったとき | まずは基本として試しやすい | 圧迫が気になる人の選択肢 |
最初にチェック(失敗の8割を先に潰す)
通し直す前に、次の3点だけ確認すると「左右差」「ねじれ」「締めにくい」が激減します。
穴の数:片側の穴を数え、反対側も同じ数か確認する
靴紐の長さ:両端が同じくらい残る長さか(短すぎると結びにくい)
靴紐の状態:平紐は特に、表裏のねじれがないか
【手順】オーバーラップの通し方
ステップ0:穴に番号を振る(迷子防止)
片側の穴を、つま先側から「1、2、3…」と数えます(左右で同じ番号が向かい合う前提)。この番号で説明します。
※足の「内側=親指側」「外側=小指側」を決めておくと、説明がブレません。
ステップ1:最下段(1番)で左右を“均等”にそろえる
1本の靴紐の中央をタン(ベロ)の上あたりに置く
左端を左の1番穴に「上→下(表→裏)」で通す
右端を右の1番穴にも同様に「上→下」で通す
両端を引いて、左右の長さが均等か確認する(ここでズレを消すのが最重要)
ポイント
左右差が出る人は、端の長さではなく「紐の中央がタンの中心に来ているか」で確認すると直しやすいです。
平紐はここで“平ら”に整えると、後半のねじれが減ります。
ステップ2:交互に上へ(基本ルールは3つ)
以降は、次の3つのルールを上まで繰り返すだけです。
片側の紐を、反対側の「次の穴」へ通す
そのとき穴には「上→下」に通す(これがオーバーラップ)
交差するとき、毎回同じ側の紐を上にする(例:常に「左の紐が上」)
※見た目の統一感に直結します。左右どちらを上にしても構いませんが、途中で変えないことが大事です。
手順(2番穴の例──左の紐から先に通す場合)
左側の紐を右の2番穴へ交差させる(左の紐が上になるように重ねる)
右2番穴に「上→下」で通す
次に右側の紐を左の2番穴へ交差させる(左の紐が上のまま)
左2番穴に「上→下」で通す
3番、4番…も同じ要領で繰り返す
途中の“締め方”のコツ(締めにくい人向け)
オーバーラップは、通し方だけ再現しても「締め直し」が雑だとフィットが決まりません。
1段ずつ締める:最上段だけ強く引っ張らず、下から順に軽く締め直す
左右交互に締める:片側だけ強く引くと、穴の位置がズレて見た目が崩れる
タン(ベロ)を整える:タンが偏ると、当たり(圧迫)が出やすい
最上段の通し方は2パターン(目的で選ぶ)
最後の穴(足首に近い段)は、好みで次のどちらかにします。
パターンA:最後までオーバーラップで通す(見た目の統一感重視)
パターンB:最上段だけ「下→上」で通す(履きやすさ・締めやすさの調整)
※通し方を変えると紐の動き(滑り方)が変わり、最上段の締まりが和らいで脱ぎ履きもしやすくなると感じる人がいます。
どちらが正解、ではありません。足首側がきつい/履きにくいと感じる人は、最上段だけ変えてみる価値があります。
合ってるか確認する(セルフチェックで不安を消す)
チェック1:「上→下」で入っているか(穴の“入口”を見る)
オーバーラップは、各穴に“上から入って下へ抜ける”形になります。横から見て、紐が穴の上側から差し込まれているかを確認してください(最下段から数段だけで十分です)。
チェック2:左右の交差が同じ向きか(上側の統一)
ステップ2で決めた「上になる側」が、全段で統一されているか確認します。途中で逆になっている段があれば、その段だけ通し直してください。
チェック3:足に当たる段がないか(甲・足首の当たり)
履いて数歩歩き、甲や足首の一点だけが痛い場合は、そこだけ締めすぎている可能性があります。締め分け(痛い段を少し緩める)や、最上段だけ通し方を変える調整を試してください。
きれいに見せる2つのポイント(ねじれ・左右差を防ぐ)
※交差の上側は、ステップ2で決めた「上になる側」を全段で統一してください。
平紐は“表裏”が交互に出やすい。ねじれは途中で直す
平紐は、途中で表裏が入れ替わり、見た目が波打つことがあります。各段で一度、紐を指でつまんで“平ら”になるよう整えるときれいです。
左右の余りがズレた時の最短リカバリー
最後まで通してからズレに気づいたら、全部やり直す必要はありません。
ズレが小さい:上から2〜3段ぶんだけ緩めて、左右を少しずつ引き直す
ズレが大きい:最下段(1番)まで戻して、左右の長さを均等に合わせ直す
オーバーラップが向く人/向かない人(ホールド感・圧迫感で判断)
向きやすい人(目安)
歩いていると紐が緩みやすい/ほどけやすい
靴の中で足が動いて安定しにくい(ホールドを強めたい)
足元をしっかり固定したい(スポーツ用途で試す人もいる)
合わないかもしれない人(目安)
甲が当たりやすく、圧迫感が強い
足首まわりがきつく、履きにくい
この場合は、(1)アンダーラップに変える、(2)最上段だけ通し方を変える、(3)締め分け(痛い段は少し緩める)で改善することがあります。
靴の種類別:オーバーラップの使いどころ(スニーカー/革靴/ブーツ)
スニーカー
オーバーラップは、スニーカーで最初に試しやすい基本です。穴の数や紐の種類(平紐/丸紐)が違っても考え方は同じなので、まずは「左右均等」「交互」「ねじれなし」を作ることに集中すると失敗しにくいです。
革靴
革靴でもオーバーラップは可能ですが、靴のデザイン(内羽根/外羽根)やシーンによっては交差が目立って見えることがあります。見た目をより端正に整えたい場合は、革靴向けに紹介されやすい「シングル」や「パラレル」も候補に入れると選びやすいです。
■ 革靴の「脱ぎ履きの手間」にお悩みの方へ
革靴の紐をオーバーラップやパラレルで端正に整えると、見た目は美しくなりますが、その分「脱いだり履いたりする際の手間」が増えてしまうのが悩ましいところです。
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ブーツ
ブーツは穴数が多いタイプや足首までホールドするタイプもあり、締め方の影響が出やすいです。下段〜中段はしっかり、中〜上段は少し緩めなど締め分けをし、脱ぎ履きがつらいときは最上段だけ通し方を変えると楽になると感じる人もいます。
よくある失敗と直し方(ここで満足度が決まる)
左右の長さが揃わない
原因の多くは、最下段で左右を合わせきれていないことです。1番穴の段で「中央が真ん中か」「左右の余りが同じか」を再確認してください。
紐がねじれて見た目が悪い(特に平紐)
交差のたびに一度“平らに整える”だけで改善します。途中でねじれが強い段が見つかったら、その段だけ緩めて直すのが早いです。
かかとが浮く/足首がゆるい
締めるべき場所が上手く締まっていない可能性があります。まずは「最上段の締め」を丁寧にし、それでも浮くならダブルアイレット等の使い方も検討してください(靴側の仕様によります)。
甲が痛い(圧迫)
オーバーラップで圧迫が強い場合は、アンダーラップへ切り替える、または甲のあたりだけ緩めにする締め分けを試してください。
靴紐の長さ・種類(必要な人だけ最短で)
長さは「今の靴紐」を測るのが最速
靴紐の長さは穴の数やシューズ形状で変わります。迷ったら、今使っている紐の長さを測って同程度を選ぶのが失敗しにくい方法です。
平紐/丸紐で“整えやすさ”が変わる
平紐は見た目がそろうときれいですが、ねじれが目立ちやすい傾向があります。丸紐はねじれが目立ちにくい一方、素材や結び方で緩み方は変わります。「通し方」だけでなく「結び方」も合わせて見直すと安定しやすいです。
FAQ(よくある質問)
Q. 途中だけアンダーラップにしてもいい?
A. 可能です。例えば「甲が当たる段だけアンダーにする」など、痛みや圧迫のある場所に合わせて“混ぜる”調整は現実的です。ただし見た目が不揃いになりやすいので、まずは基本のオーバーラップで完成させ、必要なときだけ部分調整するのが安全です。
Q. 靴紐が短い/長いときは?
A. 短いと結び目が作りにくく、長すぎると余りが多くなって引っかかりやすいです。まず「今の紐の長さ」を測り、同程度を基準に選ぶのが確実です。
Q. すぐほどける・緩むのは通し方のせい?
A. 通し方だけでなく「結び方」「紐の素材」「締め直しの順番」も影響します。まずは本文の“1段ずつ締める”で全体を均等に張り、結び目はきつく締めてからリボンを作るのが基本です。スポーツやランニングでほどけやすい人は、二重結びなど別の結び方も選択肢になります。
まとめ:オーバーラップは「最下段で左右均等」+「上→下」で失敗しない
今日やることチェックリスト
[ ] 最下段で左右の長さを均等にした
[ ] 各段は上→下で通した(オーバーラップ)
[ ] 交差の上になる側を統一した
[ ] 平紐のねじれを途中で整えた
[ ] きつい場合は最上段だけ調整した
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著者
西俊明(にしとしあき)
ValueWalk Press編集長
中小企業診断士、Webコンサルタント、AIエージェント実践戦略家、書籍著者。
富士通で17年間、営業・マーケティングに従事した後、独立。270社以上のコンサルティング、250回以上の登壇実績を持つ。
ValueWalk Pressでは、ビジネスシューズ選びや足元の悩みを、読者目線でわかりやすく解説している。

監修者
東峰貿易株式会社
ビジネスシューズ情報監修
靴の企画・生産を手がける企業。自社ブランド「ValueWalk」を展開し、
ビジネスシーンや日常使いに適したフットウェアの企画・開発に取り組んでいる。
ValueWalk Pressでは、ビジネスシューズの商品仕様、素材・機能表記、サイズ感、製品特徴など、メーカー確認が必要な情報を監修している。






